学生の皆さん、初めまして。市原金属産業株式会社 代表取締役社長の市原正樹です。
当社は「真心一筋、非鉄に生き明日を拓く市原金属産業」を社訓とし、創業以来 非鉄金属一筋で生きてまいりました。特に当社は黄銅という金属の中でも「黄銅棒」の業界においてトップクラスのシェアを誇ります。学生の皆さんは「黄銅棒」といってもあまりなじみがないかもしれませんが、自動車のラジエーター，配線器具，電気部品や装飾用金具、多くの金管楽器など、非常に幅広く使われている金属です。このような身近な金属だからこそ、需要も大きく必要性も高い。そんな重要な商品を扱うことに対して企業としての存在価値の大きさや責任感を感じ、また、皆様からの信頼を守り続けることが市原金属産業の使命と考えております。時代の移り変わりと共に、より便利な世の中に移行しております。配送手段も大八車からトラックに移り変わり、倉庫内作業も人力からクレーンなどの機械作業へと作業環境も様変わりしました。
しかし、道具こそ日々進化していますが市原金属産業としての仕事は同じだと考えております。「お客様が必要なときに、必要な商品を確実に届ける」。そういった当たり前のことを、一つ一つ積み重ねていくことはとても大切だと思っており、そこに応え続けることこそが厚い信頼への近道であるとともに、トップクラスのシェアを維持している所以なのだと考えております。
歴史と信頼を守る姿勢とともに、当社は「挑戦心」を大切にしています。私たちの考える「挑戦心」とは、現状に満足することなくさらに便利に、お客様のご要望に応えることができるかということです。
例えば、当社の物流センター「メタルスクエア」。これは様々な難題を抱えた物流機能を改善すべく、新しい試みを盛り込んだ画期的な施設です。今までになかったドライブスルー（循環一方通行）というルールを設定し、倉庫作業の混雑改善を試みました。初めは戸惑う部分もありましたが、結果、従来の倉庫作業に比べ一段とスムーズになり、使いやすいように改善することができました。
また2008年より社内ペーパーレス化にも取り組んでおります。ペーパーレスと一言で言っても容易なことではありません。どうしても請求書や社内資料等、やりとり・保管は紙で、というのが今の社会では多く見られます。そのため、まずは私から実践し、社員皆にペーパーレスが可能なことを示し、実現することができました。それによって環境に対する意識はもとより、コスト削減、業務効率アップなど、多くのメリットが生まれています。
まずは挑戦する。今までに築いてきた信頼があるからこそ、新たなることに挑戦できるのです。逆に、失敗を恐れて挑戦しないと新しいことは生まれません。築いてきた信頼を失わない誠実な心と、新しいものへの挑戦心。二つの信念を心に刻み、これから入社していただく学生の皆さんも、当社の取り組みに積極的に参加する人であってほしいと願います。
仕事の内容は入社してからじっくりと覚えていけばいいことですし、きちんと教えていきます。
この3点を備えている方は成長が早く、周りからの好感度も高くなります。仕事も遊びも基本は信頼関係。その第一歩が「明るい・素直・元気」だと思います。
会社は、また社長である私は、市原金属産業に入社していただく方を幸せにする義務があります。社会人としての幸せとは、会社ひいては社会に求められる人間になることであり、どんな場に出ても恥ずかしくないマナーと教養を身につけていることが必須条件だと思います。
社会人のマナーとしての第一歩である接客・電話対応については、私自らきちんと指導させていただきます。誰と会っても「素敵だね」と言われる社会人の育成を目指しているからです。社長自ら研修することに驚かれるかもしれませんが、私自身、新入社員の皆さんとの交流の場として楽しみでもあります。
市原金属産業と共に成長できる可能性を秘めた皆さんに、お会いできる日を心より楽しみにしております。
